「国道6号を南へ」
🌅 福島の朝、走り始める
福島県いわき市で朝を迎えた二人。
今日は観光地へ立ち寄る予定はない。
目指すのは南。
国道6号をたどり、茨城県へ向かうだけの一日だった。
レックは穏やかな海風を受けながらペダルを回す。
「目的地だけじゃなく、道そのものも旅なんだ。」
🌊 海と町をつないで
左手には太平洋。
場所によって海が近づいたり、少し離れたりする。
小さな漁港を過ぎ、住宅街を抜け、再び松林の続く海岸線へ。
景色は劇的には変わらない。
それでも、走り続けていると、空の広さや潮の香りが少しずつ変わっていく。
ビアンが静かに言う。
「今日の走行距離は長くなりそうですね。」
レックは笑顔で答えた。
「こんな日があるから、次の町がもっと楽しみになる。」
🚲 茨城への一本道
やがて「茨城県」の標識が見えてくる。
レックはスピードを緩めることなく、そのまま県境を越えた。
ビアンが小さく告げる。
「北関東の旅が始まります。」
振り返ると、福島へ続く道が一直線に伸びていた。
前を向けば、新しい景色が待っている。
二人は変わらないリズムでペダルを回し続けた。
その先には、太平洋と歴史が息づく茨城の町が広がっている。
次回、第18話「茨城編 前編」へ続く。
🗺 Googleマップ
🚴 レックとビアン全国旅をもっと楽しむ
今回の旅はいかがでしたか?
レックとビアンは、このあとも日本各地をタイムサイクルで巡り続けます。
北海道から沖縄まで、各地の物語や観光・グルメ・サイクリング情報を一覧で見たい方は、ぜひまとめページをご覧ください。


コメント